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ALL ENGLISH授業の設計。

こんにちは。STORYで、ネイティブとして英語講師をしている堀切です。今日は、とある小学生の生徒さんのために提供した、ALL ENGLISHの授業についてご紹介します。

「読めるけど話せない人」のための授業設計

こちらの生徒さんがSTORYに来てくださったのは、小学校高学年のときでした。「海外の人と英語で話せるようになりたい」と、低学年のころから英語の勉強を続けてきているとのこと。しかし、詳しくお話を伺ってみると、勉強の仕方は日本の典型的な英語教育ともいえる「インプット重視型」。多読、問題演習を数多くこなしていく、というものでした。

初めの時点ですでに、リーディングは小学生とは思えない高いレベルに達しており、実力テストでは、日本の高校生レベルの長文読解能力だと判定されています(すごいです)。

一方で「アウトプット」、つまり、話す事書く事はほぼ手つかずの状態でした。英語で会話をしてみると、簡単な単語を並べたような文章であったり、沈黙が多くなる。文章を書いてもらうと、短文が多く、使用する単語や表現もその子の知識量からすると、拙い表現、簡単な単語が多くなる。

日本で英語を学ぶ学生さんにもよくあることだと思います。英語の知識は非常に豊富で、テストの成績も優秀だが、使うことができない。英語の学習のしかたと「海外の人と英語で話せるようになりたい」という目的に、大きなギャップがあります。このギャップを埋めるべく、ご本人と保護者様と相談を重ねながら授業を設計していきました。方針として、新たに知識をつけることよりも、どうすれば現状の知識を会話でも使いこなせるようになるか、を中心に考えました。

1:オールイングリッシュの授業に変えました。

単純に英語を「使う」時間を増やしていきました。リーディングやリスニングなどのインプットの学習も全て英語で行うことでアウトプットの練習にも転換させました。説明は英語で行いますし、何か質問したいときも英語です。また、読んだ内容、聞いた内容について自分の意見や感想を述べる練習、内容を要約して英語で説明する練習も取り入れました。

2:インプットの時間の削減、アウトプットに重点をシフト。

リーディングやリスニングは家でもできることなので、授業では大幅に削減し、宿題メインにすることにしました。また、文法については、中学に入れば学校でもかなりの量をやることになるので、完全になくしました。代わりに、授業冒頭に会話をする時間を長くとったり、ライティングで体系的に英語の文章を書く事を学ぶ時間を設けました。

3:スカイプ英会話の導入。

一般的に、英語を第二言語として学習し、ネイティブの人と問題なくコミュニケーションをとれるようになるには2000時間の訓練を要する(!)といわれています。単純計算すると、週に一度の授業だけで2000時間積み上げるためには、27年以上かかることになります。。。現実的ではありません。リスニングやリーディング、文法、ライティングなどはすべて宿題で量を補うことができますが、一番必要かつ足りていないスピーキングの量を、なんとか担保できないだろうかと考えました。

生徒様自身や保護者様と相談を繰り返し、導入したのが「スカイプ英会話」。ルールはただ一つで、「英語だけを使用する事」。このルールのもと、少なくとも授業日以外で週に1〜2回、15分間程度の会話をすることにしました。

4:文章を書くのが楽しくなる宿題。

4−1:英語での交換ノート

教科書通りの順番に勉強するのでなく、自分が言えるようになりたい、使えるようになりたい順番で表現を身に付けていけるように、交換ノートのやり取りを始めました。書く内容は完全に自由。もちろん使っていいのは英語だけです。友達と交換ノートをするような感覚で、表現の幅を広げていってもらうことをねらいました。

4−2:自分でお話を書く

こちらの生徒さんはもともと本を読むことが大好きです。以前から宿題で、こちらが指定したテーマについて英語で文章を書いてきてもらう、という試みをしてきましたが、「自分でお話を作って書くほうが楽しいかもしれない」という意見を生徒さん自身が出してくれたので、だいたい2週間に1章くらいのペースで、自分でお話をつくってきてもらうことにしました。

こうした試みを続けるうちに、徐々に英語でのコミュニケーションに変化がみられるようになりました。

みられた変化

オールイングリッシュの授業では、初めはこちらの投げた質問に対し、沈黙が続くことや、首を傾げたり”I don’t know”と答えて終わることが多々ありましたが、最近では身振り手振りを使ったり、絵を描いてでも言いたいことを私に一生懸命伝えようとする様子が見られるようになりました。

また、”Yes”, “No”だけでなく、自分の意見や理由を添えて文章で説明をする事ができるようにもなってきています。書く文章も、接続詞などを使用しながら長い一文を書けるようになり、表現の幅も増えてきました。今では日本の大学生が学習するような”Essay writing”や”Paragraph Writing”にも挑戦してもらっています。

彼女は、書く力、話す力で大きく成長を遂げていますが、一番の変化は日々積み重ねてきた私との会話やスカイプを通して、彼女に「アメリカ人と話すことができる。」という自信がついたことです。現在もまだまだ成長の過程ではありますが、今後も「海外の人と英語で話せるようになりたい」という忘れもしない、最初の授業で話してくれた彼女の夢に向かって、一歩ずつ、一緒に頑張っていきます。

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Ayaka Horikiri

幼少期はアメリカのカリフォルニア州で育ち、中高はオールイングリッシュの英語教育を受けた帰国子女です。大学では映画、文学を通じて異文化理解について学び、途中一年間留学に行きました。小中学校と、大学では器械体操、高校ではラクロスに励んでいました。
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