徹底ハイクオリティ教育 宝塚市と西宮市の個別指導塾STORY

あそアイキャッチ。

こんにちは。STORY講師のあそです。今日は、僕が担当しているKちゃんの取り組みについて紹介します。

入塾の経緯・初期の印象

Kちゃんは、南ひばりガ丘中学の3年生。僕は、2016年6月の入塾以降、担当させていただいています。STORYに来てくれたきっかけは、前期の中間テストが悪かったこと。テストの答案を見せてもらうと、たしかにどの教科も点数は悪く、特に数学は10点台でした。>その点数について、友人にはからかわれるし、親からはカンカンに怒られたとのことで、テストの振り返りすらやる気になれないようすでした。

課題発見

テストの答案を見るに、基本問題さえも得点できていない。まずはとにかく現状の理解度を確認するために、最初の授業から一緒に問題を解いてみることにしました。

すると、意外でしたが、内容がまったくわかっていない、というわけじゃないようすでした。すべて自力で解き切るとまではいかなくても、詰まったときに横からヒントをあげれば、正答にたどり着ける。

ただ理解度以上に気になることがありました。ちょっと詰まるたびに、「難しい」「解けない」というネガティブな発言が出て、途中で考えるのをやめてしまう。すでに持っている知識で解ける問題まで、自分には解けないと決めつけてしまっているように見受けました。

また、授業時になんとか最後まで解き切れたパターンの問題も、宿題として出されて自分でやるとなると、できない。この状態では下手に宿題を出して一人でやってもらおうとすると逆効果になるなと思いました。

課題考察

Kちゃんは、苦手意識が強いあまり、ひとりで問題に向かって考える、ということ自体に心理的なハードルがある。それゆえに、一人でやっているとすぐに思考がどこか別のところに飛んでしまって、帰ってこられなくなる(無意識に逃避してしまう)。でも、筋は悪くない。行き詰まったときでも、少しのヒントで答えを導くことができる。

であれば、「問題にアタックし続けさえすれば解けるんだ」という自信をつけてもらいさえすれば、少なくとも頑張れば解ける問題まで落とすことはなくなるのではないか。そしてその自信は、今後の学習にも不可欠だろう。そう考えました。

打ち手

そこで取り組んだのは、「この問題がきたら絶対にできる」と自信を持ってテストに臨める分野をつくってあげること。次の期末テストの範囲予想と、残り時間があと2週間を切っていることを考え、ターゲットを決めました。

平方根の範囲からの出題は完答でいく」。

Kちゃんに限っては、残りの準備期間で範囲をまんべんなくフォローしたところで、これまでの定期テストの二の舞になる可能性が高いと考え、一点突破でもいいから「できた」体験を作り切ることを狙いました。また、ひとりで自習しても効果が上がらないので、できるだけひとりにしないことが条件でした。

「できた」の積み上げ

自分で解けると体感してもらうことに主眼を置き、

  • 問題集の一問一問を解説する
  • 自分で解いてみてもらう
  • 正答できたら、同じ形式のオリジナル問題を解いてもらう

このサイクルを、授業と自習の時間に繰り返しました。スケジュールを毎日いっしょに確認して、進んでいるのを実感してもらい、飽きさせないことにも注意しました。

自習時間の使いかた

自習はあくまで「授業でできたこと」の反復トレーニングとしての位置付け。まだ授業で完璧にしていない部分については、できなくても気にしない!という約束をつくりました。

Kちゃんは授業がない日も自習室に来てくれるようになったので、僕も毎日自習室に張り付きました。自習に講師が張り付いている状況を果たして自習と呼ぶかは謎ですが、関係ない。ひとりで自習ができるようになるのは、結果によってKちゃんが自信を取り戻してから。焦って求めることじゃないと考えていました。また、どうしても僕が自習室にいられないときのために、「この問題で詰まったらここを見る!」というメモをあらかじめ作っておき、メモを見ながらでも自分ひとりで解き切れる状態にしました。

試験直前

全範囲の予想問題を何度も何度も解いてもらいました。高得点で自信をつけてもらい、テストに送り出すことができました。

変化

「なんで公式を覚えなきゃいけないの?」

2回目の授業のときだったと思います。乗法公式をもう一回確認しておこうか、と言うと、「なんで公式を覚えなきゃいけないの?」と聞かれました(※乗法公式とは、(x+a)の2乗を展開するとどうなるか、といったおなじみのものです)。解けない、わからん、教えて、以外の質問はこれが初めてでした。

「覚えるの嫌なんだなー」と思いましたが、同時に「ちょっと前向きになってくれたのかもしれない」と思いました。本当に覚える気のない子はこんなことを聞いてこないからです。「覚えるの嫌だけど、どうせやらなきゃいけないなら、せめて納得させてくれ」、というニュアンス。数学が嫌なのには変わりないけど、やる方向で頑張ろうとしているのを感じました。

自力で解ける問題が増えてくる

取り組みを始めて以降、Kちゃんが「自分でできる」と思える問題がどんどん増えていきました。Kちゃんも「平方根なら解けるんです!」と自信を持って言ってくれるようになりました。

1学期期末テスト

結果として、1学期の期末テストの数学は、50点台にまで上がりました。中間テストで10点台だったことを考えると、大きな前進だと思います。何度も反復した平方根の範囲については、ほぼ取りこぼしなく得点してくれました。

まとめ

今回の取り組みでは、平方根の単元を万全にして臨む、という変則的な戦略を採りました。結果的に得点源になって良かったです。

しかしいちばん大きな収穫は、「理解する」「反復する」というプロセスを踏んで、「できた」という体験をKちゃんがしてくれたことです。一度苦手意識を持ってしまったら、いくら言葉で励ましても、自信を取り戻すのは難しい。一度折れた自信を取り戻すには、「嫌だけどやってみる」「やってみたらできた」というのを、小さなところから積み重ねていくしかないと思います。

Kちゃんにとっては、今回のプロセスを他の単元や科目にも応用していくことが、次のステップになると考えています。少しずつですが、他の教科での取り組みも始めていますので、またご紹介できればと思います。

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阿曽俊樹

政治家の秘書として活動した後に、STORYで働き始めました。 秘書時代から、目の前の人の為に走り続ける事を信条に何にでも挑戦してきました。 STORYでは、目の前の生徒様のため、日々工夫を続けています。
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